3つのポリシー

1 求める人材像

本校は次のような興味と資質や能力をもった入学生を求めています。

(1) 興味・関心

● ものづくりに興味・関心のある人

● 情報通信・地球環境・エネルギー問題に興味・関心のある人

(2) 資質・性格

● 何事にも積極的に取り組めるチャレンジ精神の旺盛な人

● 多様な価値観を理解して行動できる人

(3) 能力

● 数学・理科・英語・技術が得意な人

2 入学者選抜の基本方針

 入学者の選抜は、「小論文と面接による特別選抜」と「学力検査による選抜」の2種類の方法で行います。
それぞれの選抜で重視される項目は以下の通りです。

【小論文と面接による特別選抜】

① 中学校での基礎学力が備わっていること

② 技術や科学に興味・関心があること

③ 何事にも積極的に取り組めること

④ 多様な価値観を理解できること

【学力検査による選抜】

① 中学校での基礎学力が備わっていること

② 数学・理科・英語・技術が得意なこと

 

教育課程の編成方針(カリキュラム・ポリシー)

本校は、その教育理念と養成する人材像のもと、次の方針で教育課程を編成します。

総合工学システム学科共通の教育課程
  • 一般科目に加えて、ICT 指向とSDGs 指向の専門共通科目を開講することにより、産業社会を支える技術者および社会人としての基本的素養と人間性を養います。
  • 2 年次からは機械系または電子情報系の4つの基盤コースのいずれかに学生を配属し、それぞれのコースで必須の専門知識と技術を教授します。
  • 3 年次からは基盤コースで修得した専門知識と技術の活用の場を将来の職業像として意識するための応用専門分野を設定し、医療福祉、化学、バイオテクノロジー、環境分析、環境デザイン、社会基盤、防災などの幅広い科目を社会の状況に合わせて提供し、異なるバックグラウンドを持つ学生が協力して取り組むPBL 科目を展開します。


2 年次以降で展開するそれぞれの基盤コースでは、次の方針で教育課程を編成します。

エネルギー機械コースの教育課程

エネルギー機械コースでは、機械設計系、エネルギー系および計測制御系からなる機械工学とエネルギー工学関連の知識と技術について、工学的な基礎知識から産業への応用までを視野に入れて体系的・効率的に修得できるように2〜5 年次の講義科目を配置しています。また、講義科目で学んだ知識と技術について理解を深化・定着させるとともに、それを活用した実践的な設計、製作、解析および評価を他者と協働して取り組む経験と能力を養うために各学年に実験実習科目を配置しています。さらに、課題の解決プロセスとその成果を表現する能力を身につけることを目的に5年次に卒業研究を配置しています。

プロダクトデザインコースの教育課程

プロダクトデザインコースでは、基礎力学系、製品設計系、メカトロニクス系および生産設計系からなる機械工学と生産工学関連の知識と技術について、工学的な基礎知識から産業への応用までを視野に入れて体系的・効率的に修得できるように2〜5 年次の講義科目を配置しています。また、講義科目で学んだ知識と技術について理解を深化・定着させるとともに、それを活用した実践的な設計、製作、解析および評価を他者と協働して取り組む経験と能力を養うために各学年に実験実習科目を配置しています。さらに、課題の解決プロセスとその成果を表現する能力を身につけることを目的に5 年次に卒業研究を配置しています。

エレクトロニクスコースの教育課程

エレクトロニクスコースでは、電気電子工学系、電子材料・電気化学系および計測技術・制御技術系からなる電気電子工学関連の知識と技術について、工学的な基礎理論から産業応用までを体系的・効率的に修得できるように2〜5 年次の講義科目を配置しています。また、講義科目で学んだ知識と技術について理解を深化・定着させるとともに、それを活用した実践的な設計、実装、解析および検証を他者と協働して取り組む経験と能力を養うために各学年に実験実習科目を配置しています。さらに、課題の解決プロセスとその成果を表現する能力を身につけることを目的に5 年次に卒業研究を配置しています。

知能情報コースの教育課程

知能情報コースでは、ソフトウェア系、ハードウェア系および応用情報科学系からなる情報工学関連の知識と技術について、数学的な基礎理論から産業応用までを体系的・効率的に修得できるように2〜5 年次の講義科目を配置しています。また、講義科目で学んだ知識と技術について理解を深化・定着させるとともに、それを活用した実践的な設計、実装、解析および検証を他者と協働して取り組む経験と能力を養うために各学年に実験実習科目を配置しています。さらに、課題の解決プロセスとその成果を表現する能力を身につけることを目的に5 年次に卒業研究を配置しています。

 

卒業認定方針(ディプロマ・ポリシー)

本校は、機械系と電子情報系の高い専門知識を身につけ、かつ地域と社会からの要請と自分がなすべき役割を認識し、自分と社会のより良いあり方を探求できる技術者を育成します。そのため、以下に示す能力を修得し、規定の単位を修得した学生に対して卒業を認定します。

総合工学システム学科において卒業の認定を受ける学生が修得すべき能力

【DP-A】豊かな教養をもとに、共生社会の実現を探求し行動する能力
【DP-B】数学、自然科学および情報技術の基礎知識およびそれらを利活用する能力
【DP-C】産業社会における自分の役割を認識し、そこで活躍するためのコミュニケーション能力
【DP-D】自己の基盤となる専門分野について実践的な知識と技術※を修得し、工学的諸問題に適用する能力
【DP-E】社会の変化に関心を持ち、専門分野と周辺領域について主体的・継続的に学習する姿勢と能力

 
※各基盤コースにおいて修得すべき知識と技術

<エネルギー機械コース>
  • エネルギー創出システムをはじめとする機械をシミュレーションや工作機械により設計・製作し、その機能や性能を検証する実践的能力
  • 機械設計系、エネルギー系および計測制御系からなる機械工学関連の専門知識
<プロダクトデザインコース>
  • 最新のものづくりに不可欠なディジタルエンジニアリング技術(CAD/CAM/CAE/CNC)を利用した製品の設計製作を行い、その付加価値を多角的に評価し考察する実践的能力
  • 基礎力学系、製品設計系、メカトロニクス系および生産設計系からなる設計生産工学関連の専門知識
<エレクトロニクスコース>
  • 電気・電子回路を理論に基づいて自ら設計・製作し,計測・制御技術を用いることで材料の特性や電気・電子機器の動作を評価し考察する実践的能力
  • 電気・電子回路系,電子材料系および計測・制御系からなる電気電子工学関連の専門知識
<知能情報コース>
  • 情報工学の理論と要素技術に基づきシステムを設計・実装し、仕様に沿って機能や性能を検証する実践的能力
  • ソフトウェア系、ハードウェア系および応用情報科学系からなる情報工学関連の専門知識