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2025年5月21日

  • 受賞・表彰

シンポジウム「理工系女性と社会が共に創る未来 〜次世代とともにワークライフシナジーを考える〜」を開催しました

 2025年3月22日、大阪公立大学文化交流センター ホールにて、シンポジウム「理工系女性と社会が共に創る未来 〜次世代とともにワークライフシナジーを考える〜」を開催しました。主催は本校 女性ライフ・キャリア支援センター、企画・運営は女子学生有志チームROSEが担当し、学生・教育関係者・企業技術者など多様な立場の参加者が一堂に会しました。

 シンポジウムでは、基調講演・パネルディスカッション・分科会セッションの三部構成により、キャリアとライフの調和をテーマに現場の実践や課題を共有しました。特に、分科会ではROSEの学生がファシリテーターを務め、「教育・育成」「キャリア」「組織・社会」の3つの観点から建設的な対話が生まれました。

 次世代を担う学生たちが「共に考え、共に創る」姿勢で臨んだ今回のシンポジウムは、個人と社会、教育と実践をつなぐ新たなきっかけとなりました。

 

《一言メッセージ》

女性ライフ・キャリア支援センターより

 本シンポジウムは、理工系分野における「ワークライフシナジー」をキーワードに、個人のキャリア形成と組織の成長が調和する社会の実現を目指し、教育現場・企業・学生が対話を通して学び合う場として開催しました。

基調講演では、社会の第一線で活躍する女性リーダーから、キャリア形成の実体験や、困難を乗り越えてきた歩みについて直接お話を伺うことができ、高専女子学生にとって将来を描くうえでの大きな刺激となりました。
また、パネルディスカッションでは、技術者・学生・教員・行政といった多様な立場の登壇者が、今まさに直面している悩みや課題、そしてそれぞれの思いを率直に語り合う姿が印象的で、世代や立場を超えた共感と学びが生まれました。

分科会では、ROSEの学生たちが議論のファシリテーターとして活躍し、自ら問いを立て、対話をリードしてくれました。模造紙にまとめられた各分科会の議論内容は、教育・職場・キャリア支援に関わる多くの方にとって示唆に富むものであり、参加者自身の今後のアクションへとつながる可能性を感じさせるものでした。

本センターは今後も、学生の主体性を尊重しながら、理工系女子の未来を支える取り組みを多角的に進めてまいります。

ROSEより(環境物質化学コース5年生 藪 淑乃さん)

 学生の間にこのような貴重な機会に参加できて、本当によかったと思いました。発表者という立場で参加したことで、所属している女子有志団体ROSEでの自分の立場や考え方の変化を改めて見つめ直すことができました。また、さまざまな立場の方々のキャリアについてお話を伺い、意見交換ができたことは、自分の今後のキャリアを考える上で非常に参考になりました。