JABEE
2012年9月21日改訂
2013年3月10日改訂
2020年3月19日改訂
大阪公立大学工業高等専門学校
JABEE認定を受けられる教育機関は4年制大学と専攻科を有する高専・短大です。日本技術者教育認定機構(Japan Accreditation Board for Engineering Education:略称JABEE)*が、日本の高等教育機関における技術者教育を充実させ、国際的に通用する技術者を育成できるよう、教育プログラムを審査し認定しています。
2008年5月に2007年度修了生から2011年度修了生、2013年4月には2012年度修了生から2017年度修了生、2019年3月には2018年度修了生から2023年度修了生までの期間で、「総合工学システム」教育プログラムとしてJABEEの工学(融合複合・新領域)及び関連のエンジニアリング分野関連分野の認定を受けました。
なお、「総合工学システム」教育プログラムの学習・教育到達目標は、専攻科の達成目標と同じです。専攻科を修了すれば達成される設計になっています。
専攻科 達成目標
(「総合工学システム」教育プログラムの学習・教育到達目標)
A. 豊かな人間性と社会性 | |
A-1 | 社会の仕組みについての知識を基礎として、技術と社会とのかかわりについて理解し、思考できる。 |
A-2 | 言語・文化の違いをふまえて物事を理解し、日本語による口頭・記述での論理的な表現力 および英語によるコミュニケーション能力をもつ。 |
B. 数学・自然科学・情報の基礎知識と応用する能力 | |
B-1 | 数学や自然科学の知識を応用して基礎的な課題を解決することができる。 |
B-2 | 情報技術に関する知識をもち,事象を数理的にモデル化し解析やデータ処理ができる。 |
C. ものづくりの基礎となる知識と技術の修得 | |
C-1 | 専門知識と技術を身につける。 |
C-2 | 地球環境への影響や社会の要求に配慮できる。 |
D. ものづくりを、計画的かつ組織的に遂行する総合化能力 | |
D-1 | ものづくりの工程を体系的に理解し、他者と共通認識を形成しながら、組織的に仕事を 遂行できる。 |
D-2 | ものづくりの課題を自ら理解・発見し、必要な知識を主体的に身につけながら、計画的に 仕事を遂行できる。 |
なお、上記の学習・教育到達目標は、下記のJABEE基準 1-(2)の項目(a)~(i)に
次の表のように対応しています。
基準1-(2)
学習・教育到達目標 |
(a) | (b) | (c) | (d) | (e) | (f) | (g) | (h) | (i) | |
(A) | A-1 | ○ | ◎ | |||||||
A-2 | ○ | ◎ | ||||||||
(B) | B-1 | ◎ | ||||||||
B-2 | ◎ | |||||||||
(C) | C-1 | ◎ | ||||||||
C-2 | ◎ | ○ | ○ | |||||||
(D) | D-1 | ◎ | ○ | ○ | ◎ | |||||
D-2 | ○ | ○ | ◎ | ◎ | ○ |
JABEE基準 1-(2)の知識・能力 (a)~(i)
(a) … 地球的視点から多面的に物事を考える能力とその素養
(b) … 技術が社会および自然に及ぼす影響や効果、および技術者が社会に対して負っている責任に関する理解
(c) … 数学及び自然科学に関する知識とそれらを応用する能力
(d) … 当該分野において必要とされる専門的知識とそれらを応用する能力
(e) … 種々の科学、技術および情報を利用して社会の要求を解決するためのデザイン能力
(f) … 論理的な記述力、口頭発表力、討議等のコミュニケーション能力
(g) … 自主的、継続的に学習する能力
(h) … 与えられた制約の下で計画的に仕事を進め、まとめる能力
(i) … チームで仕事をするための能力
* ・・・ 日本技術者教育認定機構(JABEE) : Japan Accreditation Board for Engineering Education(設立 1999年11月19日)は、技術系学協会と密接に連携しながら技術者教育プログラムの審査・認定を行う非政府団体です。 |