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2022年9月13日

2年生対象の企業見学会を実施

 学生が企業の生産現場等を知るために、夏休みに企業見学会を実施したところ、163名の学生が参加しました。
 会員企業11社(アークレイ㈱、アベル㈱、大阪シーリング印刷㈱、木ノ本伸線㈱、㈱クロセ、㈱コニック、辰巳工業㈱、㈱東研サーモテック、㈱森本組、㈱山本金属製作所、山本光学㈱)にもご協力をいただきました。       

【 見 学 風 景 】

2022kengaku morimotogumi  2022企業見学会_木ノ本伸線(株)  2022kengaku kurose

  
2022企業見学会_アークレイ(株)    2022企業見学会_(株)東研サーモテック1.JPG  2022企業見学会_辰巳工業(株)
      

【実施後のアンケートより一部抜粋】 

<アークレイ㈱>
・挑戦心とすぐ実験に取り組めることを一番大事にしている社風、将来の規模も考えて作られているオフィスの建造、ギミックの開発、オフィスワークの快適さが参考になった。
・高専出身の方が「学んだことはすべて使う、特に英語は重要」とおっしゃっていて、勉強へのモチベーションが上がった。

<アベル㈱>
・独自の技術を持ち、大企業とも取引していて、身近なところでも先端技術に触れる仕事ができるんだなと思った。
・他の企業には出来ないオンリーワンの技術を持っている会社こそ、社会には求められると思った。

<大阪シーリング印刷㈱>
・印刷に関わる機械や素材(紙や糊、インク)などを全て自社制作していることから、開発者の知識や今までの経験で私たちがその商品を買ったときの印象が変わると思うと、その影響力に驚き、また社会に出て、何かを開発する時に知識不足で恥ずかしい思いをしないよう、十分勉強しようと思いました。印刷機を手際良く操作しているのを見て、もし自分の作った印刷機を自分や誰かが整備、操作して商品が出来ると思うと、その仕事に誇りを持てると思いました。そのためには自分が勤めたいと思う職業に就けるよう高専で知識を付けようとも思いました。

<木ノ本伸線㈱>
・一定の需要がある中、時代に合わせ新しい製品開発への研究を進めていて素晴らしいと思った。同じものを作り続けるだけだと思って
いたが、新しいことへ挑戦できるのはとても良いことだと思った。
・ひとつの会社でなんでも作ってるのではなくて、部品を作る会社があるからモノができるんだと改めて思えた。ひとりひとりが責任を持って動いてるのだなと感じた。

<㈱クロセ>
・仕事はしんどいこともあるが、やり甲斐もあるということを特に理解することができた。
・OBの方からリアルな話を聞けた。

<㈱コニック>
・この会社の売り(具体的に言うと受注から納品までの速さ、品質)を実現するための工夫(工場の整頓のされ方や加工ラインの配置など)が見学全体を通して見ることができた。現在働いておられる方の今の仕事内容は、学生の頃専攻していた分野や、入社時に志望していた分野とは必ずしも一致しないんだなということが一番印象に残った。

<辰巳工業㈱>
・会社の企業理念から活動、得意とするものや会社で実施されているイベント、鋳造の詳細な手順までこと細かく教えて下さり、本当にすごく為になりました。木材で木型を作ってから砂と樹脂を混練したものを詰めて固めてできた砂の型に1600°Cのステンレス鋼を流して作るといった工程も全く知らず、説明を聞いている時も工場内を見学させて頂いた時も新鮮で楽しかったです。またそれだけでなく、企業理念や家族会、地域のボランティア活動などについてお聞きし、社員の方々との交流や地域への還元なども行っていることに感銘を受けました。僕達学生は企業といったらまずお金を稼ぐためのものということしか知らず、浅い知識でしたが、今回のお話を聞いて企業のあるべき姿のようなものを少し理解できたような気がします。
・高齢化などで苦戦を強いられている鋳物産業において高度な技術をもってニッチな、かつ不可欠な需要を長年満たしている実績が参考になり、また、とても格好良く思えた。

<㈱東研サーモテック>
・「利益よりも様々な企業に貢献することが大事」という言葉がとても印象に残った。
・熱処理の大まかな工程を知れたので参考になった。

<㈱森本組>
・トンネルの掘り進め方やそれに使う機械について知れたため良かった。また、将来、土木系の仕事をしたときにどういう仕事をするのか
というイメージが湧いた。土木系の仕事はしんどいというイメージがあったが、OBや企業の人の話を聞いていると、入社してから約3ヶ月の研修期間があったり、企業の人も良い人が多かったりと、初め持っていたイメージから変わった。また、自分の好きな分野の仕事に携われたら楽しいだろうなと思った。

<㈱山本金属製作所>
・やりがいを持って働いているのが分かった。自分もそういった職につきたいと思った。
・社会に出てから、どのような生活になったのかを具体的に聞くことができた。今の社会がどのように動いているのかを知ることができた。実習等で学んでおく事の大切さを知ることができた。

<山本光学㈱>
・趣味と仕事は完全に引き離さないといけないと思っていたが、自分の興味のあることに関連した仕事をすることができるということに
驚いた。