研究室のイベント

11/18(日)に奈良工業高等専門学校で開催された「パワーエレクトロニクス技術に関する人材育成事業の展開／スイッチング電力変換機器の開発」の「ベーシックコース」の第10回に参加してきました。

長かったパワーエレクトロニクスセミナーでしたが，今回が最終回となります！

最終回ということもあり，特別ゲストが特別講演を開いてくださいました！講演者は名古屋大学 未来・材料システム研究所 附属未来エレクトロニクス集積センター 山本 真義教授です！（といっても昨年も来られましたが…）

山本先生は私や奈良高専の服部先生，舞鶴高専の七森先生，そして山本先生の下で助教をされている今岡先生の恩師であり，私が高専の3年次編入学の進学先を希望する要因となった人でもあります。また，奈良高専の石飛先生と同期でもありますね。さらには前回の投稿で本校にご来学していただいた岡山大学の梅谷先生の島根大学時代の指導教官でもあります。その他にもいろいろと…。顔が非常に広いお方です

そんな山本先生がご講演された内容は，「車載用パワーエレクトロニクス技術最前線　～日産リーフの分解に見る次世代車両用パワエレ技術の未来～」です。

山本先生は島根大学時代から，研究以上に外交活動に熱心な方で，研究室にいつも新たな風を吹き込んでくださった印象があります。もちろん共同研究や自身の研究活動も並行するのでかなりハードでしたが，そういった機会が今の自身を形作っているのではないかと考えています。

山本先生のご講演としては，外国勢との競争にさらされる日本企業の技術的，ビジネス的課題，将来の展望にも触れて，パワエレ全体のイメージを分かりやすく解説いただきました。極めてシビアな環境で日本企業が勝ち残るために何が必要か力説され，身近な製品においてどう使用されているかを具体的に示していただきパワエレ技術を分かりやすく解説いただきました。

山本先生のご講演後は，テレダイン・レクロイ・ジャパン株式会社より鳥越様にお越しいただき，「最新の計測機パワエレ解析手法」と題して特別講演をいただきました。（川上は外で山本先生と今後のご相談などをさせていただいておりましたが(笑)）

テレダイン・レクロイ様のオシロスコープは島根大学時代に一度触れる機会がありましたが，真っ黒のフォルムに非常に大きな画面と非常に今までのオシロスコープとは違った印象を受けました（島根大学ではテクトロニクス主流だったため）。ただ，石飛先生からも非常におススメされており，いつかは購入したいとも考えております。

ご講演終了後は引き続きIHクッキングヒータの製作に取り掛かっていました。

来年度も開催されるようですので，是非とも学生を連れてよい経験を積ませてあげたいですね！

今回のセミナーの詳細は下記リンクの方にございますので，そちらをご覧ください。

http://www.nara-k.ac.jp/contribution/nedo/info/

本研究室のご支援をご検討されている方は下記リンクをご参照ください。

大阪公立大学・高専基金