研究室のイベント
2025年4月19日
- 2025年度
パワエレ学会評議員会・総会・定例研究会@立命館大学に参加しました!
榎倉は今年度より川上先生のご紹介により,パワーエレクトロニクス学会(パワエレ学会)の評議員に就任いたしました。なお,川上先生は今年度より役員・会計庶務幹事に就任されました。早速,評議員のお仕事ということで,4/19(土)に立命館大学大阪いばらきキャンパス (OIC) で開催されたパワエレ学会評議員会,総会,定例研究会に出席しました。
OICはJR茨木駅から降りて徒歩わずか5分という驚きのアクセスの良さでした。本校は寝屋川市駅から20分ほどで,それでも高専にしてはよい立地なのですが,さすが私立大学はすごいですね。広大なキャンパス内には広い公園があり,これがかなり印象的でした。この公園は岩倉公園という名前の防災公園なのですが,公園と大学の境界がなく,地域の方々も気軽に利用できるスターバックスやセブンイレブン,レストランがあったりとまさに地域に開かれたキャンパスであることを実感しました。
今回の会場は立命館いばらきFUTURE PLAZAという施設ですが,ここにスターバックスが入っていて,さらに配送ロボットの実証実験が行われていました(肝心のロボットはお仕事中なのか直接見ることができませんでした…)。スターバックスからドリンクをお届けしてくれるサービスのようで,大学キャンパス内で社会実験が行えるリソースを持つ強みを最大限活かしている様子がうかがえました。またこの日はそのほか一般の方向けのイベントでさかなクンの講座が開催されてました。
また会場に着くまでにキャンパス内で迷子になっているところで,こんな看板を見つけました。「Microsoft Base Ritsumeikan」という名称のようですが,よくあるネーミングライツ施設かな?と思いきや,そうではなく,これはれっきとしたマイクロソフト社との協定に基づき設置されたという名称のDX人材の育成やスタートアップ創成を支援する施設だそうです。ここではMicrosoftのAzureをはじめてとした製品を活用し各種セミナーやMicrosoft認定資格トレーニングが受けれるほか,コワーキングスペースとしても利用できるとのことです。大学・高専はどこもスタートアップ支援に力を入れていますが,ここは本気度が違うなと感じました。
さて,評議員会・総会ではパワエレ学会の昨年度報告と今年度運営に関する説明がありました。会場も素晴らしいぐらいきれいですね。川上先生は三役として登壇され,ご挨拶と予算の説明などをこなされておりました。榎倉は学位取得を目指している身であるため,負荷をセーブしつつではありますが,パワエレ学会のイベント運営に微力ながら携わる予定です。私が担当するイベントは7/18(金),19(土)に新潟県長岡市で開催を予定しております,見学会・定例研究会です。後日パワエレ学会のWebページにて告知がありますので,ご興味があればご参加を検討いただけますと幸いです。
14時からは定例研究会で,この日は招待講演,一般講演がそれぞれ2件ずつありました。パワエレ学会は電力変換器だけでなく,モータに関する事業や研究を強みにする企業,大学も多く,発表4件のうち3件がモータ(もしくは発電機)に関することでした。1件は電力変換器に関するもので,高周波絶縁型のマルチレベルコンバータを扱ったご発表でした。パワエレ学会ではざっくばらんな議論が行われるのも特徴だそうです。質疑では「うちでもその回路を作ろうとしているけどうまくいかない」といった相談ベースの質問もあり,また聴講者同士でのやりとりもありました。パワエレ学会は関西圏の大学・高専・企業がほとんであるということも影響しているのかもしれません。ただ,定例研究会は学生がほとんどおらず専門家ばかりで,発表する心理的なハードルは高そうに思いました。一般講演では学生の方が発表されており大変感心しましたが,お豆腐メンタルの私でも評議員という立場上,いずれ発表しなければならない機会があるかもしれません。
定例研究会を終えると,懇親会がありました。今回都合があいませんでしたが,同行していた川上先生と乾さんが参加しました。
懇親会の席では元・千葉工業大学教授で,現・ヘッドスプリング社技術顧問の西田先生および大阪工業大学教授で,元・パワエレ学会会長の森實先生よりご挨拶をいただきました。その他にも,なかなか学会の席でお会いできなかった神戸高専の道平先生とお話しする機会をいただき,高専の様々なことをお聞きすることができました。パワエレだけでなく,関西近辺のアカデミック/企業に関する情報収集も兼ねた非常に良い懇親会でした。【川上】
今後も積極的に学会のイベントに参加して色々な刺激をもらおうと思います。
【榎倉】
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