社会

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 高専における社会科の授業は、多くの学生にとって、人文・社会科学系科目を学ぶ最後の機会になります。授業では、生活するうえで最低限必要な知識を習得するとともに、学生自身が、自らの内から湧き出る疑問にじっくり向き合い、解決を目指すプロセスも大切にしたいと思います。
 低学年のうちから自分の疑問に向き合う習慣を身につけることにより、ものづくりを行っていく際に、「なぜこれを作るのか?」、「これを作ると社会にどんな影響を与えうるのか?」を様々な視点に立って問い続け、納得のいく答えを追求するための基礎になるでしょう。

 以下の科目を通じて、学生一人ひとりが自らの疑問や関心に向き合う習慣を身につけ、思考停止に陥らない技術者になってほしいと思います。

 1年次の「社会1」で地理、2年次の「社会2」で歴史、3年次の「社会3」で公共の分野を学びます。
 4年次の「現代社会論」では、社会13で得られた知見をふまえ、資源・エネルギー問題や公害といったトピックを論じ、技術者としての素養を深めます。
 5年次には、「人文社会科学系選択」で、専門的な「法律」「経済」「哲学」「心理学」からひとつ選んで学ぶことができます。

 学生の皆さんの、積極的な学びを期待します。