前田 篤志 (Atsushi Maeda)

プロフィールmaeda

  • 氏名:前田 篤志(マエダ アツシ)
  • 職名:教授
  • 学位:博士(理学)
  • 所属学会:応用物理学会
  • 専門1:可視化
  • 専門2:画像認識
  • 専門3:画像処理
  • 研究室:専門棟I (3F)
  • E-Mail:at_maeda(a)omu.ac.jp

※スパムメール対策の為に「@」を「(a)」としております

メッセージ

「研究とは何か?」からスタートし,テーマ設定,計画立案,実験,ディスカッションを経て学会発表で完結する。以上が私の考える『卒業研究』です。必要となる資質はただ一つ,「自主性」です(成績・経験は不問)。

現在の研究課題は、(1)存在しないものの見える化(⇒複合現実感),(2)理解できないものの見える化(⇒画像認識),(3)視認できないものの見える化(⇒3次元シミュレーション)です。

複合現実感に関しては,実空間の物体に付与した仮想空間情報をヘッドマウントディスプレイ(HoloLens 2)やスマートグラスで視認する未来型学習・開発システムの可能性を検証しています。画像認識では,ゲーム用コンソール(Kinect)が持つ深度センシング機能を用いた手指や唇の検出・追跡の高速化に取り組んでいます。3次元シミュレーションでは,さまざまな物理現象を対象とし,美しさを実現するための各種レンダリング手法やOpenMPOpenCLを採用した高速描画手法の確立を目指しています。こうした研究に取り組むことで習得できる知識・スキルについては,プログラミング,高速演算・描画,画像認識,数値計算等の技術が挙げられます。

上記研究テーマにチャレンジしたい,プレゼンテーション・文章作成スキルを丁寧に指導して欲しい,また,成果を学会で発表したいと考える学生は,是非,配属を希望してください。

担当授業

  • 半導体工学1(3年)
  • 電磁気学Ⅱ(4年)

卒業研究

2023年度

  • 色覚少数派のための色使い支援ソフトウェア
  • ARソーシャルサービス技術に関する考察
  • ぼかしを利用した注視点による3D 酔いの軽減
  • 双方向仮想現実シミュレーションの開発と効果検証

2022年度

  • 仮想現実空間における運転動作確認
  • メール作成補助システム
  • 擬音による「音」の可視化
  • VRを用いた4次元ユークリッド空間内における動的オブジェクトの可視化

2021年度

  • HoloLens 2を用いたMRによる3DCADデータの可視化
  • 複合現実を用いた3DCAD可視化ツールの開発
  • MRによる大型機器可視化システム

2019年度

  • スマートグラスを用いたグラフィック辞書
  • 複合現実感を用いたインタラクティブな3D-CAD可視化ツール
  • 卓球初心者を対象としたサービス動作指導システム
  • 画像認識を用いた読唇術システム
  • ドローンによる配達を目的とした自律航行に関する研究

2018年度

  • 拡張現実感を用いた自転車運転補助システム
  • 複合現実感を用いたディジタル教材
  • RGBカメラを用いた視線検出システム

2017年度

  • ARを用いたメモ書きシステムの開発
  • MRによる仮想会話の研究
  • ROS搭載ロボットを活用した3次元空間体験システムの開発