川上 太知 (Taichi Kawakami)

プロフィール

  • 氏名:川上 太知(カワカミ タイチ)
  • 職名:講師kawakami
  • 学位:博士(工学)
  • 所属学会:IEEE,電気学会,計測自動制御学会
  • 専門1:電気工学・電子工学・電気機器
  • 専門2:制御工学(古典制御理論・ディジタル制御)
  • 専門3:パワーエレクトロニクス
  • 研究室:専門棟I (1F)
  • E-Mail:t.kawakami(a)omu.ac.jp
  • ホームページ:https://www.ct.omu.ac.jp/pect-lab/

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メッセージ

本研究室はパワーエレクトロニクスという分野を中心に研究しております。

パワーエレクトロニクスは,大きく分けて「電子」,「電力」,「制御」のそれぞれの分野が集まった複合分野です。中でも,制御工学を中心的に取り扱った研究をしております。具体的には,パワー半導体デバイスと呼ばれる素子を用いたスイッチング動作を制御で的確に行うことで,目標の電圧に素早く到達させ,負荷に必要な電力をすぐに送ることができます。例として,マザーボードにはCPUの周辺にVRM(Voltage Regulator Module)と呼ばれる電源回路が多く搭載されています。このVRMが高速かつ適切な台数分だけ動作させることで,電力を必要な分だけ送りつつ,損失を必要以上に出させない動作などが可能になります。このように,他の情報から多数のコンバータを制御するのはアナログ回路では難しく,プログラミングを扱うディジタル制御が特化しているといえます。本研究室では基礎的なアナログ制御を根幹に,ディジタル制御を用いた新しい電源の制御系を研究しております。

担当授業

  • エレクトロニクス概論(2年)
  • 電磁気学1(3年)

卒業研究

2023年度

  • 音響分離による作業現場でのノイズ除去
  • ZETAコンバータの特定条件下における制御系設計用の伝達関数導出
  • VMCellを用いた高昇圧型DC-DCコンバータ制御の比較検討
  • 内側から外側へのアクティブノイズキャンセリング

2022年度

  • NanoVNAを用いたRF回路学習のための学生実験の提案 
  • Cukコンバータにおける電力平衡モード制御の適用
  • NanoVNAを用いたRF回路学習のための学生実験の提案

2021年度

  • 再生可能エネルギーを用いた学生実験テーマの開発
  • Boost-Forward型DC-DCコンバータの伝達関数の改善と設計範囲の導出
  • 再生可能エネルギーを用いた学生実験テーマの開発

2020年度

    • フライバックコンバータを使用したLED照明駆動用電源回路に関する研究
    • 学生実験の提案 : ブラシレスDCモータの特性実験
    • DCMにおける昇圧型DC-DCコンバータの制御系解析
    • 電力平衡モード制御を用いたDC-DCコンバータにおける安定性評価
    • ブラシレスDCモータによる学生実験の提案
    • 昇圧型DC-DCコンバータの不連続導通モードの解析

    2019年度

    • ディジタル電源評価ボードを用いた学生実験の提案
    • DCM駆動を想定した昇圧型DC-DCコンバータの制御系解析
    • 学生実験の提案:ワイヤレス電力伝送実験
    • AGVC及びスイッチング素子周辺のパラメータによるターンオン時のサージ電流抑制に関する研究

    2018年度

    • 昇圧型DC-DCコンバータにおける高い速応性及び出力電圧変動の抑制を追求した制御系の設計
    • 昇圧型DC-DCコンバータにおける高電力密度化と高い速応性を両立させる制御系の設計
    • 降圧型DC-DCコンバータにおけるスライディングモード制御の設計

    2017年度

    • 2ステージ方式PFCコンバータにおける高力率制御に関する研究
    • マルチフェーズ方式昇圧型DC-DCコンバータにおける電流予測手法の検討
    • 磁界共鳴方式を用いた非接触給電システムに関する基礎研究